研究紹介
津軽弁の「文字情報」及び「音声情報」収集について
- 本課題の目的
- 津軽弁の発話音声や言語情報を収集し、それを活用した津軽弁を
誰でも理解できるシステムを開発するとともに、収集データを
アーカイブとして保存・活用して未来に伝達することを目的と
します。
- 本課題の実施期間
- 令和2年8月から弘前大学次世代機関研究終了(令和4年3月末)
までを一区切りとします。
- 本課題の実施体制(共同研究者等)
- 弘前大学大学院理工学研究科・教授・今井雅他8名の学内教員と
2名の研究協力者による共同研究です。
- 本課題の概要・背景及び社会における意義
- 青森県民と国外や県外からの転勤居住者や観光客等との円滑な
コミュニケーションにおいて、地域固有の「方言」はその妨げに
なる場合があります。AI(人工知能)を活用した方言と共通語
双方向の音声・文字変換システムの開発は、様々な地域社会での
課題解決への貢献が期待されます。将来的にはより汎用性の高い
「方言⇔共通語」音声文字変換システムから「方言⇔外国語」
も視野に入ります。
- 本課題の対象者
- 日常会話に津軽弁を汎用する地域住民で、津軽弁の「音声情報」
収集へご協力いただける方を対象とします。年齢性別は問いません。
- 本課題の資金源、起こり得る利害の衝突及び研究者等の関連組織との関わり
- 本課題の資金源は、研究代表者である今井雅の弘前大学次世代
機関研究(令和2〜3年度)です。研究代表者及び共同研究者に対して
個人的な資金提供や便宜が行われることはなく、公正に実施されます。
また、研究代表者と共同研究者間で利害の衝突は起こりません。
なお、弘前大学本研究の成果により特許権等が生み出される可能性
があります。「音声情報」をご提供頂いた後は所有権は放棄した
ものとみなし、本研究で発生する知的所有権は弘前大学に帰属します。