Hirodai x AI x Tsugaru-ben Project

研究紹介

津軽弁の「文字情報」及び「音声情報」収集について

本課題の目的
津軽弁の発話音声や言語情報を収集し、それを活用した津軽弁を 誰でも理解できるシステムを開発するとともに、収集データを アーカイブとして保存・活用して未来に伝達することを目的と します。
本課題の実施期間
令和2年(2020年)8月から開始し、 各助成金終了までを区切りとして、 実用的な音声・文字情報変換システムの実現と 津軽弁アーカイブ・公開システム実現に向けて継続して研究を 行っています。
本課題の実施体制(共同研究者等)
弘前大学大学院理工学研究科・教授・今井雅他8名の学内教員と 2名の研究協力者による共同研究です。
本課題の概要・背景及び社会における意義
青森県民と国外や県外からの転勤居住者や観光客等との円滑な コミュニケーションにおいて、地域固有の「方言」はその妨げに なる場合があります。AI(人工知能)を活用した方言と共通語 双方向の音声・文字変換システムの開発は、様々な地域社会での 課題解決への貢献が期待されます。将来的にはより汎用性の高い 「方言⇔共通語」音声文字変換システムから「方言⇔外国語」 も視野に入ります。
本課題の対象者
日常会話に津軽弁を汎用する地域住民で、津軽弁の「音声情報」 収集へご協力いただける方を対象とします。年齢性別は問いません。
本課題の資金源、起こり得る利害の衝突及び研究者等の関連組織との関わり
本課題の資金源は、研究代表者である今井雅の 弘前大学次世代機関研究、 むつ小川原地域・産業振興プロジェクト支援助成事業、 および科学研究費補助金です。 研究代表者及び共同研究者に対して 個人的な資金提供や便宜が行われることはなく、公正に実施されます。 また、研究代表者と共同研究者間で利害の衝突は起こりません。
 なお、弘前大学本研究の成果により特許権等が生み出される可能性 があります。「音声情報」をご提供頂いた後は所有権は放棄した ものとみなし、本研究で発生する知的所有権は弘前大学に帰属します。

研究成果の公表

 2024年
  • 池田光里, 今井雅, "津軽弁アーカイブシステムに向けた津軽弁辞書・コーパスの構築," 第206回SLDM研究発表会 (SLDM WIP Forum 2024), Nov., 2024 【WIP主査特別賞】
  • 斎藤遥大, 今井雅, "津軽弁翻訳システムの実用化に向けた一考察," 第206回SLDM研究発表会 (SLDM WIP Forum 2024), Nov., 2024 【WIP最優秀賞】
  • 斎藤遥大, 村上晃啓, 今井雅, "透明ディスプレイを用いた津軽弁翻訳システムの開発," DAシンポジウム2024, pp.193-199, Aug., 2024 【SLDM研究会セッション特別賞】
  • Ryota Sato, Masashi Imai, "Development of Tsugaru Dialect Dictionary Management System," Proc. SASIMI2024, pp.254-259, Mar., 2024
 
 2023年
  • Tsujiguchi T, Imai M, Kimura S, Koiwa T, Naraoka M, Hanada H, Yamanouchi K, Kashiwakura I, Ito K, "Development of an Automatic Chronological Record Creation System Using Voice AI to Facilitate Information Aggregation and Sharing in the Event of a Disaster," Disaster medicine and public health preparedness, Vol.17, e560, Dec., 2023
  • 新井田大輝, 今井雅, "Transformerを用いた津軽弁と共通語の双方向翻訳システムの構築," 情報処理学会東北支部研究報告, Vol.2022-7, No.4-4, Feb., 2023
 
 2022年
  • Taiki Niida, Masashi Imai, "Development of Text Translation System from Tsugaru Dialect into Common Japanese," Proc. SASIMI2022, pp.163-167, Oct., 2022
  • 新井田大輝, 今井雅, "津軽弁から共通語への変換システムの構築," DAシンポジウム2022, pp.195-200, Sep., 2022 【SLDM研究会優秀発表賞】
 
 2021年
  • 今井雅, "あなたの津軽弁を共通語に 〜弘大×AI×津軽弁の取り組み〜" 日本放射線看護学会第10回学術集会, Sep., 2021
  • 今井雅, "あなたの津軽弁、活用します 〜弘大×AI×津軽弁プロジェクト〜" 日本実験力学会, Aug., 2021
  • 今井雅, 杉山祐子, 松﨑正敏, 木立るり子, 井瀧千恵子, 新岡丈典, 辻口貴清, 柏倉幾郎, "人工知能による津軽弁の活用と津軽弁文化保存の取り組み," 情報処理学会東北支部研究報告, Vol.2020-6, No.3-1, pp.1-6, Feb., 2021.